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『IN MOTION』(イン・モーション)は、1983年3月25日に発売された吉田美奈子通算2作目のライブ・アルバム。 == 解説 == 1982年9月22-24日に六本木ピットインで行われたライヴを基盤に、レコーディング・テクニックによるホーン・セクションのオーヴァーダビングが加えられた“ライブ・アルバム”。いずれの曲も、オリジナルとは大きく異なるアレンジが施されている。 ライブ・レコーディングでありながら、観客の拍手が省かれている理由を吉田美奈子は“必要なかったから”とし、「楽曲ごとにこうゆうふうに作りたいなあ、と思っているのに拍手はいらなかったの。こじつけかもしれないけれど、あれは実際リズムはライブのテープを基に作っているわけだから、存在はあるわけですよね。エントロピーはあるわけ。空気としてはライブを含んではいるんですけどね」〔膈月刊『ミュージック・ステディ』1983 5月号 No.6(ステディ出版)pp.59-66、1983年5月20日発行〕という。 収録曲は『TWILIGHT ZONE』〔『TWILIGHT ZONE』 1977年3月25日発売 RCA ⁄ RVC LP:RVL-8005〕から『LIGHT'N UP』〔『LIGHT'N UP』 1982年9月21日発売 ALFA LP:ALR-28040〕までの各アルバムから選ばれているが、選曲については「ライブの出来上がりと、こうしたら面白いというのに向いていた楽曲をそろえたの。楽曲をどういう風に変えたら面白いかっていう発想なの。楽曲っていう制約はどう編集したってあるじゃない。で、そのなかで壊すにはどうしたらいいのかっていう作業が面白いの。自由に発想したいのね、いろんなこと。やっぱりライブでもオリジナル・レコードでも不満があるわけ、“こういうふうにした方が”っていう。けれどボクだけで作っているわけじゃなくて、楽器やる人たちや、他にメンバーがいるわけでしょう。いくらボクがアレンジして、こうやって欲しいと話しても、演奏家はボクじゃないよね。だから違う音が出てくるでしょう。楽曲って、作り上げて外に出た時点で自分だけのものではなくなるけど、最終的な出来上がりで、また自分に引き戻すっていうことになってくるわけ。で、ここではパートをもっと増やした方が自分が面白がれるとか出てくるわけ。あとで聴いて楽しくなくちゃ面白くないでしょう」〔と答えている。 LPと同日発売されたカセット版はLPと異なるミックスが施されたマスターが使われている〔『IN MOTION』 1983年3月25日発売 ALFA CT:ALC-28046〕。 タイトルは“攻撃側の選手全員がセット後1秒静止した後、1人のバックスが横か後方に動くこと”というアメリカン・フットボール用語からとられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「IN MOTION」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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